当社は2015(平成27)年3月の北陸新幹線金沢開業の際にJR西日本から経営分離された金沢以東区間(金沢~倶利伽羅駅間)で部分開業し、この度2024(令和6)年3月の北陸新幹線敦賀開業により、新たに金沢以西区間(大聖寺~金沢駅間)を含め県内全線開業を果しました。
JRから経営分離された石川県内の並行在来線(大聖寺~倶利伽羅間)区間は、能登地域と加賀地域を結ぶ交通の要衝に位置し、JR七尾線のほか隣県のあいの風とやま鉄道線、ハピラインふくい線にも接続し、その輸送人員は1日あたり5万人を超えております。
通勤・通学など県民の日常生活や経済活動を支える幹線区間であると同時に、JR新幹線駅である金沢駅に加え、新たに開業した小松駅、加賀温泉駅の各駅から接続する二次交通としての役割への期待が、一層高まっております。
これまで以上に県・沿線自治体はじめ他の交通事業者、経済団体とも連携を密にし、輸送の安全を最優先に、利便性の向上、経営の安定化に取り組み、地域の発展・福祉の向上に貢献し、地域と共に成長していきたいと考えております。
また地域から信頼される県民の鉄道会社として、末永く親しまれ、愛される鉄道会社となるように努めてまいります。
代表取締役社長 内田 滋一